化粧品の成分

■化粧品の成分

化粧品は、直接肌につけるものですが、その成分に関心を持ったことがありますか?
食品の偽装事件が大きく問題になって、スーパーで食品を買う時には、その原材料から産地まで細かく記載されるようになりましたし、チェックする人も多いでしょう。
でも化粧品の場合は?
みんな、少しでも美容効果が高い方が良いし、安全なものをつけたい、そういう思いがありますよね。
そこで成分にも目を通すと思います。

化粧品を作るときに加えていく材料のひとつひとつの材料を「原料」いい、「成分」というと出る元素や物質のことを指します。
ですから、出来上がった化粧品の中では、原料がそのまま残っているものや、全く姿を変えてしまうものがあります。
いくつかの原料が化学反応を起こして、別の成分となることもあります。

商品には「全成分」を記載しなければならないことになっています。
成分の表示方法には、商品の種類によってルールがあります。メーカーごとに違うと、消費者が混乱してしまいますものね。
化粧品の場合、「日本化粧品工業連合会」が厚生労働省の指示に従って、表示名称を定めています。
(http://www.jcia.org/)
もともと化粧品は、薬事法による承認や許可を受けていたため、薬と同じような公開義務があります。
全成分を表示することで、ラーメン店のマル秘レシピのように、これが企業秘密なんだという部分が少なくなってしまいました。しかし、成分によってアレルギー起こす危険性があるという考え方が浸透し、全成分表示が決まりとなったのです。
私たち消費者が、安全な商品を安心して買うためには、成分表示を目安にするしかありません。そこに記載されていないもののために、体に不具合があっては困りますからね。

成分は、商品のパッケージの見やすいところに記入しなければならないと決められています。
実際には、小さい商品の枠の中にたくさんの成分が記入されていて、読みにくいということも多々ありますが…。
商品には、全成分を記載しなければなりません。ですから、基本的にはそれらの材料全部集めて混ぜれば、「よく似たもの」を作ることは可能ですよね。
よく人気のお菓子を真似たレシピがありますが、商品のパッケージから材料を調べて作るのです。
全く同じものが出来ないのは、その配合が公開されていないからなのです。
基本的には、配合量の多いものから順番に記載されます。
1%に満たないものは、順不同なのでここにコツがあるのかも知れませんね。
色素成分は、最後にまとめて表示されます。

私たちは、成分表によって、商品を選びます。
全成分が記載されていると、自分の好みの成分を選ぶことができますよね。
苦手な香り、着色、持っているアレルゲンの判断などなど。
試すまでもなく、一目で商品を判断することができます。
また、万が一皮膚にトラブルが起こってしまった場合でも、医師が原因を特定するための材料にもなります。
ところが、成分表ではわからないこともあります。
その成分が、何のために使われているのか、どういう効果があるのかということです。
そこまでは、メーカーには記載義務がありません。
自分たちで知識を得なければならないのです。
商品によっては、ヒアルロン酸がたくさん…だとか、○○エキスが美容にいいだとか、あえて成分の効能を広告として使うこともあります。
でも、言わなくてもいい成分については、黙ってることの方が一般的なのです。
また、成分によっては、一般的な効能を調べることはできても、その配合や処理の技術によって、効果が大きく変わってくるといます。
ですから、一般的に肌に悪いと言われている成分が含まれていても、全然問題ないこともあるし、この成分が含まれているから効果があると思っても、全然役に立たないことだってあるのです。

例えば、とある人気のあるファンデーションの成分を見てみましょう。

水、シクロメチコン、BG、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、セチルジメチコンコポリオール、塩化Na、ポリメタクリル酸メチル、褐藻エキス、紅藻エキス、緑藻エキス、アルニカエキス、オトギリソウエキス、カミツレエキス、シナノキエキス、スギナエキス、セージエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ゼニアオイエキス、チョウジエキス、トウキンセンカエキス、ヒアルロン酸Na、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、エタノール、シリカ、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジミリスチン酸Al、スクワラン、ステアリン酸Mg、メチコン、トコフェロール、メチルパラベン、エチルパラベン、酸化チタン、マイカ、酸化鉄

種類が多すぎて、見たところで「ふーん…」てなもんですよね。
なんとなく、「○○エキス」や「ヒアルロン酸」なんてところは、美容成分のような気がします。
でも、メチルパラベン、酸化チタンなんて名前になると、なんとなく肌には悪いんじゃないかなというイメージがあります。

肌がかぶれたり、シミができたり、すぐさま悪影響感じられるときは、即効を使うのをやめますが、大概は肌が衰えたら嫌だなぁ…とか漠然と考えるぐらいで、
ひとつひとつの成分について検証することは少ないかもしれません。
恥ずかしながら、私も長年化粧品を使っているのに、その化粧品の成分がどうだとか、有害物質が含まれているかもしれないなんて深く考えた事はありません。
しばらく使ってみて、肌の具合がよければ(というよりも、調子が悪くならなければ)使い続けるといった選び方をしてきました。

最近、アトピーや花粉症を含めアレルギーを持っている人が多くて、肌につけるものにも関心が高まっているようです。
体の中からキレイになりたいという思いは、健康的でよいことだと思います。
中には、体の中に有害物質が溜まるとか、将来赤ちゃんに影響するなど、半ば恐怖心を煽るような記事もありますが。
どんな有害物質がどんな影響を及ぼすということを把握すれば、無駄に怖がる必要はありません。

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